しづ日記

音楽と猫と山

続 第1回鯖イバルミュージックキャンプ

2016.11.14
2日目。
コアラパンと魚肉ソーセージを囲炉裏で炙った朝ごはん。店リテ氏はぺっちゃんこになったクロワッサン。
7時半、身支度をして、囲炉裏との別れを名残惜しみながら出発です。

宿を出てすぐ、前日の登りに反してどんどん下り坂に。せっかく登ったのに下るなんてとブツブツ文句を言いながらも、体力はかなり回復しています。
途中、車輌片側通行の部分に積まれた土嚢からは新たな生命が芽吹いていました。いつから放置されてるんだろ。

その先、林道を外れて登山口へと入っていきます。
可愛い看板ですが、道は全然可愛くありません。店リテ氏いわく「もしここを昨日歩いていたら、確実に死んでいます。」とのこと。
道幅も片足分程度のところもあるし、片側崖だし、えらい勾配だし。良さげな木を拾って杖にしてみて、次回からはトレッキングポールを必ず用意しようと心に誓いました。

それぞれの休憩ペースも違うのでマイペースに行こうと言ったはいいけれど、別行動になったらなったで安否がわからないという不便さ。たまにタンバリン叩いてみたり、楽器吹きながら進みます。

途中、通りかかった車のおじさんたちに応援してもらいながら、林道と登山道を交互にひいこらひいこら登って標高830m。やっとこさ峠の頂上に着きました。

頂上でその先の計画会議。地図を見る限り等高線に対して山道が垂直に交わっているのだが、どういうことだ?雑過ぎやしないか?鯖街道。と。

しかし、とりあえず雑でもなんでも下りないといけないので、ここから小入谷に向かって下山していきます。
下山ルートは登りの落葉とはまた違う足元の悪さ。小石やら赤土やら、トラップ満載です。
それにしても山の紅葉が絶品で、絵画のようでした。写真に綺麗に写らないのが残念。

転げ落ちるような下り坂を下りきって川の音が聞こえたことでホッと一安心したところで問題が。川を渡る手段という概念が少し思っていたのと違う問題。

とりあえず私クロックスだったので、靴下だけ脱いで渡りました。

川から上がって、あははと笑いながら足と靴を拭いて靴下を履いて。100mほど行くとまた川。

水量が水遊びの範囲を超えている。
そして面倒くさいので次は裸足で渡りました。

このあたりで雨がザーザー。傘を差して県道に入るとついに民家がちらほらと。
獣ではなく人の気配がする。バス停もある。峠を越えました。パチパチ。

雨も降ってきたし、京都まで帰れるバスの時間を確認すると一本逃すと夕方まで無いことから、今回の行程は小入谷で終了です。
高島市コミュニティバスは10人乗りの小型バスで、車内が温かくて電源落ちたペッパーのように爆睡でした。
そこから江若バスに乗り換えて安曇川駅からJRで京都駅へ。
そこから一旦解散して家でドロドロをリセットしました。

その後、鯖イバル実行委員会の面々に報告を兼ねて宴を行い、次期ボスの座を店リテ氏に託すことと、次回は今回歩いたルートで4月に一泊二日で開催することを宣言してお開きとなりました。

楽しい旅でした。2日目終わり。